当院の皮膚科診療

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近年のペット医療の向上に伴い、獣医皮膚科医療も日々進歩していると言えます。検査が多様化したことにより、皮膚病の原因は一つのみならず、アレルギーなど複雑な要因が関わっている場合が多いことがわかってきました。

当院では犬種、猫種それぞれの皮膚の特徴を理解した上で、視診および適切な検査を行い、治療方針を決めていくようにしています。またペット達やご家族様への負担を考えながら、皆様に満足できる治療を提供するように心がけています。

アレルギーについて

ペット達のかゆみの原因として私たち人間と同様にアレルギーが注目されるようになってきています。しかし痒みの原因がすべてアレルギーとは限りません。かゆみが強い皮膚炎については、まずノミ、寄生虫および細菌などの感染による皮膚炎の可能性を考えます。
そして皮膚の検査や治療によって感染症が除外された場合にアレルギーに着目します。

アレルギー検査

アレルギー検査は血液検査によって行うことができます。大きく分けて3種類あります。

  1. 今の状態がアレルギーかどうかを調べる検査
  2. ハウスダストや花粉等の環境中物質のアレルギーを疑う時に行う検査
  3. 牛肉、鶏肉等の食物アレルギーを疑う時に行う検査
    (2.3.の検査はアレルギーの原因究明のための検査となります。)

これらの検査を組み合わせて、アレルギーの診断および治療のアドバイスを行います。
アレルギー検査について興味のある方はお気軽にお声かけください。

アトピー性皮膚炎の新しい治療法 〜次世代の減感作療法〜

アトピー性皮膚炎とはハウスダストなどの環境中のアレルゲンが原因となった痒みを伴う皮膚炎のことをいいます。近年アトピー性皮膚炎のペットも増加傾向で、ステロイドや免疫抑制剤の使用等のいわゆる対症療法を余儀なくされてきました。

減感作療法はアトピー性皮膚炎の根本的治療と言われてきましたが従来の方法では、いずれも有効性や安全性の問題で強く勧められませんでした。次世代の減感作療法は、従来の減感作療法と比較して安全性も高くなり有効性が示されているので実用的です。

ただし、すべてのアトピー性皮膚炎の症例が、この治療の適用ではありません。アトピー性皮膚炎と診断がついた場合、次世代減感作療法の適用かどうかを検査します。この検査で陽性であればスケジュールを調整していきます。治療法としては週に1回の皮下注射を6回となります(6週間)。興味のある方は気軽にお声かけください。

ステロイド薬に対する考え

ステロイドは皮膚病の治療によく使用されるお薬です。ステロイドを使用する目的は、かゆみや炎症を軽減することです。ただ、かゆみがある症例のすべてが適用となるわけではありません。ステロイドの使用前には必要に応じて皮膚や血液等の適切な検査を行うようにしています。ステロイド投与により副作用があらわれたり、皮膚病を悪化させてしまう可能性があるからです。

当院では、炎症を抑えることが皮膚病の治療につながると判断した場合に、ステロイドを使用するようにしています。アレルギーなど体質の問題で長期のステロイドが必要な症例もありますが、出来る限り低用量で使用できるように心がけています。

ノミ予防を確実に

かゆみを伴う症例の中でノミアレルギーが原因の場合は少なくありません。 かゆみを伴う場合、まずノミ予防歴を確認するようにしています。ノミの予防は1ヶ月に1度予防薬を用いることが一般的です。近年では塗布剤だけではなく、飲み薬もあります。症例に合わせた予防薬をご案内させていただきますので、お気軽にご相談ください。

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