CT・MRI
CT・MRI
CT・MRI
CT装置は、日立16列ヘリカルCTスキャン装置Supriaを使用しております。多列でコンパクトなCT装置を用いることで、短時間で高画質かつ低被曝な検査が実施可能です。
CT検査では以下のような病気の検査が可能です。
鼻腔内腫瘍は慢性的な鼻汁や鼻血からはじまります。レントゲン検査では鼻腔内(鼻のなか)の観察が困難ですが、CT検査では鼻腔内や腫瘍の広がりの評価が可能です。
鼻腔内腫瘍の骨浸潤 |
左鼻腔の鼻腺癌が右へも浸潤 |
右鼻腔の鼻腺癌 |
CT検査はレントゲンより解像度が高いため、レントゲンで描出困難な細かい結石を確認することが出来ます。特に尿管結石は細かい石が複数個存在しているケースがあるため、CTによる精密検査が必要な場合があります。
尿管結石 |
尿管結石(右矢印2つ)と 腎結石(左矢印) |
陰茎骨内の尿道結石 |
レントゲン検査では判別困難な微細な病変もCTで確認可能な場合があります。肺転移があるか否かは、その後の治療方針を決めるうえで重要な所見となります。
矢印の部位がすべて肺に認められた腫瘍 |
CT検査では「造影剤」を用いて撮影します。造影剤は血管走行を判断するために用いられ、腫瘍の周りに存在する大きな血管の様子を手術前に把握することが出来ます。そのため、外科手術のイメージングにも用いられます。
脾臓血管肉腫 |
腎臓腫瘍 |
肝細胞癌 |
吐き気を引き起こす代表的な病気の一つに、異物誤飲があります。消化されない異物を飲み込んでしまうと、腸閉塞を起こす場合もあります。早期発見が必要な病気の一つです。
胃内異物 |
小腸内異物(腸閉塞) |
小腸内異物(腸閉塞) |
交通事故等による衝撃で、骨が複雑に粉砕してしまう場合がございます。CTは骨を描出するのに長けた検査なのと、立体的に画像を構築することが出来るため、レントゲン検査より正確に損傷部の状態を把握することが可能です。
MRI装置は日立 オープンMRI AIRIS 0.3Tを使用しております。磁場を利用して撮像を行うため放射線被曝が無く、骨による画像への影響がない為、主に脳疾患や脊髄疾患(椎間板ヘルニアなど)の診断に有用です。
MRI検査では以下のような病気が診断可能です。
椎間板ヘルニアは緊急性のある病気の一つです。程度によっては早期の手術が必要です。
MRI検査では、椎間板ヘルニアの部位の特定や、圧迫によって生じた神経へのダメージを診断すことが可能です。手術の際にはMRI検査による診断が必須となります。
頚椎椎間板ヘルニア |
腰椎椎間板ヘルニア |
頸椎椎間板ヘルニア |
発作などを引き起こす代表的な脳の病気です。要因は様々で、MRI検査に加え脳脊髄液検査を併用して総合的に診断します。
脳炎を疑う症例 |
腫瘍が発生している部位によって様々な症状を引き起こします。クッシング症候群なども脳の疾患(下垂体腫瘍)で発生する場合があり、発作を繰り返すようであれば脳の評価が必要です。放射線治療によって改善を示すケースもあります。
鼻腔内腫瘍の脳浸潤 |
下垂体腫瘍 |
脳腫瘍(神経膠腫) |